北海道と並んで「旅行に行きたい場所」として、常に上位にランクインしているのに、なぜかこどもから「つまらない」と言われてしまうことも多いのが沖縄。
私自身、沖縄に移住しているのですが、「観光スポット」と呼ばれるところが、それほど楽しい場所というイメージが…。
それでも、沖縄生まれの我が子が、沖縄のことを好きになってほしいという思いも込めて、これまでも何度も観光スポットを回ってきました。
その体験から、「子供が喜ぶためにはちょっとした工夫が必要」ということが…。
そこで今回は、私の体験をもとに、子どもから「沖縄、つまんない!」と言わせないためのポイントをご紹介!
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目次
「沖縄=平和」は、2回目以降の沖縄旅行から
沖縄は、沖縄戦を体験した歴史があります。県内各所には、今でも戦争の跡が残る場所が多く残っており、こうした戦跡を巡ることによって、平和を知るということも沖縄観光の目玉ではあります。
でも、考えてもみてください。
最近は、修学旅行に沖縄を訪れる学校も増えていますよね?
学校の修学旅行といえば、メインは平和学習。
ですから、いやでもこの時には、沖縄の戦跡を巡ります。
それなら、家族旅行であえて暗く怖い場所を訪れなくても、子どもはいずれこうした戦跡を訪れるはずです。
地元にいるから思うのですが、平和を感じるということは、今の平和な状態を知っているからこそ感じることが出来るのだと思うのです。
平和で楽しく、観光客がたくさん訪れる沖縄が、今の沖縄の姿。
かつて焼け野原となった沖縄を、今の姿に作りなおそうとして頑張ってきたのが、戦後の沖縄県民。
どちらも、沖縄の姿なのですが、わかりやすいのは、今の沖縄の方。
楽しくて面白い沖縄の記憶をたくさん持っている子供が、怖く残酷な戦争を知ることによって、はじめて平和というものを感じ取ることが出来る。
実際に、沖縄で生まれた我が子を育てているうえで感じたのは、そのことなのです。
だから、子連れの沖縄旅行では、できるだけ沖縄の楽しいところをたくさん見せてあげてください。
なにしろ、そうした楽しい場所でも、かつてはすべてが破壊された焼け野原の大地だったのですから…。
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沖縄料理よりはアメリカンサイズのステーキやハンバーグの方がウケる
沖縄料理は、確かに独特です。でも、残念ながら、野菜が中心です。
そもそもチャンプルー料理というのは、わかりやすく言えばただの野菜炒め。
野菜炒めに何を加えるかによって、メニューの名前が変わってくるだけ。
だから、トーフチャンプルーは「豆腐入りの野菜炒め」だし、ゴーヤチャンプルーは「ゴーヤがメインの野菜炒め」。
これでは、いくら野菜好きの子供でも、「ただの野菜炒めじゃん!」となります。
ところが、こうした沖縄家庭料理だけが、沖縄のおすすめ料理ではありません。
アメリカの占領下に長くいた沖縄ですから、アメリカンサイズのステーキやハンバーグ、巨大なホットドックやタコスなど、アメリカンフードが充実!
しかも、日頃から肉料理が大好きな沖縄県民ですから、味付けも、子どもが食べやすいようなアレンジもされています。
特に子供向けにおすすめしたいのが、沖縄のお子様ランチ!
「これは食べきれないよ!」と思わず声を上げたくなるほど、お皿の上に思いっきりいろんなおかずが盛り付けられていて、見るだけでもテンションが上がります!
ちなみに、沖縄の食堂で「ランチ」と書かれているメニューも、これによく似ています。
どうしても沖縄の家庭料理が食べたいのなら、地元人が集まる食堂に出かけるのがおすすめ。
思いつく限りの沖縄家庭料理はもちろんですが、子どもが大好きなお子様ランチを頼んでも、なぜかハンバーグの横にクーブイリチー(昆布の炒め物・沖縄の定番家庭料理)が添えられていたり、スープの代わりに沖縄そばがついてきたりと、なんでもあり!
これなら、子どもの大好きなメニューを頼んでも、もれなく沖縄料理も食べられる!
お腹は満足、子どもも満足、沖縄らしさも堪能で一石二鳥です。
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台風シーズンは出来ることなら外すこと
夏休みに沖縄旅行を計画しているのであれば、それはちょっと危険かもしれません。沖縄は、7月下旬から10月上旬にかけて、台風のシーズンに突入します。
台風が上陸することはそれほどありませんが、接近するだけでも、上陸しているのと変わらない位の被害が起こります。
残念なことに、沖縄では、台風接近によって路線バスが運行を停止すると、ほぼすべての街の機能がストップします。
スーパーもお土産品店も閉店。
コンビニも、スーパーで買いそびれた地元客が一斉になだれ込んできますから、店中のものが一気になくなります。
そしてこの状態が、丸一日で終わるか、それとも数日かかるのかは、その時の台風次第。
さらにつらいのは、陸路で本州につながっていないため、飛行機が停まると、沖縄から脱出が出来なくなります。
こうなると、最悪の場合、沖縄に来たその日から最終日まで、台風のせいでホテルに缶詰めということも起こります。
これでは、何のために沖縄に来たのか…。
子どもだけでなく、大人でもさすがに嫌になってしまいますよね?
そこでおすすめなのが、春休みの沖縄旅行。沖縄では、2月下旬から海開きが始まります。
3月は、県内のビーチはシーズンを迎え、気温も25℃以上に!
しかもうれしいことに、この時期には台風は来ません。
真夏と比べると過ごしやすく、しかも値段的にも夏休みより安い沖縄。
確実に海遊びを楽しませたいのであれば、夏の沖縄は絶対に外すべきです。
まとめ
「せっかく高いお金をかけて沖縄に旅行に来ているのだから、沖縄らしいことを体験させてあげたい」と思う親心は、よくわかります。でも、小さい子供のうちは、そんな体験よりも、純粋に「遊びたい」が満足できることが何よりもポイント。
だから、子連れの沖縄旅行の場合は、できるだけ体を動かして遊ぶことが出来るスポットを回ってみるのが一番。
身体を動かせば、お腹もすきますから、お腹いっぱいに食べることが出来れば、子どもはそれで満足!
初めての沖縄旅行は、子どもも大人も満足するというのは、正直言ってちょっと難しい…。
でも、次にまた来てみたいと思わせることが出来れば、2回目以降は、大人向けの観光スポットを回ってみても、きっと喜んでくれます。
満足するポイントをどこに置くのかが難しいところですが、沖縄に家族旅行としてくるのであれば、最初は子供目線で回ってあげてくださいね!
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