でも、インフルエンザの予防接種となると、どの期間に受ければよいのかとか、費用の面とか、何かと気になることが多いのでは?
そこで、インフルエンザが流行する前に、知っておきたい予防接種についてまとめてみました。
スポンサーリンク
目次
インフルエンザ予防接種の免疫効果の期間は?
インフルエンザの予防接種は、インフルエンザウイルスに効果のあるワクチンをうち、体内に免疫を付けるものです。インフルエンザの予防接種は、接種後、2~3か月が有効期間といわれています。
ただし、インフルエンザウイルスには、A型・B型・C型の3つのタイプがあり、ウイルスのタイプによってワクチンが効果を発揮する期間に違いがあります。
●A型インフルエンザウイルスの場合
A型インフルエンザウイルスは、亜流が多く、さらに、突然変異しやすいため、様々な種類のA型ウイルスが存在します。
そのため、すべてのA型ウイルスに効果のあるワクチンを製造することは、現実的には困難です。
しかも、他のインフルエンザウイルスと比べて免疫期間が短いのも特徴にあります。
●B型インフルエンザウイルスの場合
B型インフルエンザウイルスには、2種類あります。
ただし、A型のように、突然変異によって新型ウイルスが出来る可能性は低いため、この2種類に効果が高いワクチンが存在します。
B型ウイルスのワクチンは、免疫の効果が長く続くのが特徴です。
●C型インフルエンザウイルスの場合
C型インフルエンザウイルスは、1度感染すると、体内に免疫ができる為、再び感染をするということはありません。
しかも、症状は風邪の症状とよく似ているため、比較的軽度で完治します。
インフルエンザの予防接種の費用は?
インフルエンザの予防接種は、各地方自治体によって管轄されています。そのため、費用なども、自治体によって異なります。
まずは、お住いの自治体ホームページなどをチェックするようにしてください。
●自治体による予防接種助成金制度
各自治体によって内容が異なりますが、自治体によっては、中学3年生までを対象に全額助成するというケースもあります。
また、全額助成とまでいかなくても、費用の一部を助成している自治体も多いです。
ただし、対象者にはそれぞれ違いがあります。
助成額や対象範囲なども含め、公式ホームページをチェックするようにしてください。
スポンサーリンク
インフルエンザのウイルスの型って?
インフルエンザウイルスには、3つのタイプがあります。●A型インフルエンザ A型インフルエンザのウイルスは、変化しやすいという特徴があります。
さらに、感染力が強いため、流行しやすい傾向があります。
■A型インフルエンザの主な症状
・38℃以上の高熱
・悪寒
・体の節々が痛む
・全身の筋肉痛 など
●B型インフルエンザ B型インフルエンザのウイルスは、突然変異を起こすことはありません。
そのため、大流行を引き起こすという可能性は比較的低いです。
■B型インフルエンザの主な症状
B型インフルエンザは、A型とよく似た症状が現れるのが特徴です。
医療機関できちんと検査をしてみなければ、どちらのウイルスに感染しているのか判断できません。
A型ウイルスと同じような症状が現れたら、速やかに医療機関を受診するようにしてください。
●C型インフルエンザ 3つのインフルエンザウイルスの中で、最も症状の程度が低いです。
多くの人が、C型インフルエンザの免疫を持っていることも、C型ウイルスの特徴です。
■C型インフルエンザの特徴
C型インフルエンザは、一度感染すると、体内に免疫ができる為、2度感染するということはありません。
また多くの場合、5歳以下で感染するという特徴もあります。
■C型インフルエンザの主な症状
C型インフルエンザは、感染しても、風邪程度の症状で治まるのが特徴にあります。
小児が感染した場合、鼻風邪のような症状が出る程度で治まります。
成人が感染した場合、鼻水以外に頭痛の症状が現れることもあります。
まとめ
インフルエンザの予防接種は、受けることによってかなりの効果が期待できます。接種するタイミングや有効期間、費用などについては十分に確認する必要がありますが、インフルエンザが重症化すると、合併症や重篤な症状を引き起こすケースもあります。
インフルエンザ予防接種は任意接種ですから、メリット・デメリットも含め、しっかりと理解したうえで検討するようにしましょう。
コメント