40℃前後の高熱・寒気・筋肉痛・関節痛・頭痛などの全身に及ぶ症状と、咳や鼻水・鼻づまりなど風邪によく似た症状などもあらわれます。
ところでインフルエンザにかかった場合、インフルエンザに効果がある薬はどのようなものがあるのでしょうか?
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目次
インフルエンザ薬の種類や特徴は!?
インフルエンザの治療薬には、飲み薬・吸入薬・注射薬があります。この中で、よく病院で処方されるのが吸入薬です。
吸入薬でよく使われるのが、「リレンザ」で、A型・B型インフルエンザウイルスの感染症の予防薬としても使われています。
リレンザはインフルエンザに感染した時に起こるウイルスの増殖を抑制する働きがあると言われています。
ウイルスが増殖するにはノイラミザーデという物質が機能して増殖していきます。
リレンザはその物質の機能を阻害して、増殖したインフルエンザウイルスの活動をストップさせることができると言われています。
病院や診療所などで処方され服用する場合は、1日2回吸引して、5日間服用します。
同じ吸引式では「イナビル」という薬があります。
効能は一緒ですが、決定的に違うのは1回の吸引で5日間効果が保つということです。
つまり飲み忘れを防ぐことができるというものです。
飲み薬の中では「タミフル」が一般的で、カプセル錠とドライシロップ(粉薬)の2タイプがあります。
しかし、カプセル錠が服用できるのは小児以上となっています。
これに対してドライシロップは1歳児から服用が許可されています。
タミフルは、インフルエンザの感染予防にも使える優れもので、リレンザ同様、ウイルスの増殖を阻害し、抑制する働きがあると言われています。
服用は1日2回服用して5日間続けます。
最後に注射薬ですが、「ラピアクタ」と呼ばれる注射薬で点滴により治療を行います。
これはインフルエンザの症状が重症化している患者に対して、薬を飲むあるいは吸引することができない場合などに、患者の状態に影響なく投与されますので効果的といえますが、予防薬としての効果は望むことは出来ません。
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インフルエンザだと知らずに風邪薬を服用したら!?
インフルエンザの症状は一見、風邪の症状と似ているために風邪薬を飲んだという方も中にはおられると思います。確かに風邪薬を服用しても一時的な効果は得られると言われています。
例えば、熱が下がらない場合に解熱剤を飲む、関節が痛むので鎮痛剤を服用した、咳が止まらないので咳止めを飲んだといったことです。
しかしこれらは表面上に現れた症状を和らげるためのもので根本的に治療したことにはなりません。
つまり、これらの薬を飲んでもインフルエンザウイルスを撃退したことにはなりませんのでインフルエンザには効かないということになります。
風邪だと思い込んで風邪薬を飲んでしまうと、インフルエンザに感染した場合に使用が禁止されている成分が入っている場合も考えられますので、少しでもおかしいなと思えばすぐにお近くの病院あるいは診療所などの医療機関に受診して下さい。
安易に風邪薬を服用することは危険がともなうことも考えられますので、ご自分で判断せず医療機関を受診するようにして下さいね。
インフルエンザに感染した時に抗生物質が処方される理由って!?
インフルエンザウイルスに抗生物質は効果が無いと言われています。つまり効き目がないということです。
それでも抗生物質が処方されるのは何故でしょう?
その理由として、インフルエンザに感染した場合、体力や免疫力も落ちてしまうこともあります。
特に、小児や高齢者といった方や症状が酷い場合に一緒に処方される場合が多いようです。
体力や免疫力が落ちると、普段なら感染しないような細菌に感染してしまい気管支炎や肺炎などの合併症になってしまうことも考えられます。
これらの合併症を防ぐ意味で抗生物質が一緒に処方されるのです。
インフルエンザは薬を飲まなくても治る!?
普段あまり風邪をひかないあるいは病気になりにくい健康的な体を持っている方なら、インフルエンザ薬を服用しなくても1週間程度で自然に治癒すると言われています。インフルエンザ薬はウイルスを撃退するのではなく、増殖を抑えるものです。
そのため、インフルエンザ薬を服用した場合、自然治癒より1日~2日短縮することができると言われています。
まとめ
インフルエンザは高熱が続き、身体もだるく節々も痛くつらい病気です。インフルエンザウイルスに感染して、48時間以上たってしまうとウイルスが増殖しきってしまい、薬の効果が期待できなくなると言われていますので、インフルエンザかなと思ったときは、早めに病院や診療所などを受診するようにして下さいね。
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